今回は、自転車のトラブルの第1位、
以前にも取り上げたパンク のお話です。
みなさん、パンクの原因が何種類もあること、
ご存知ですか?
そんなの知ってるよ、と思った方。
それでも一応この先も読んでみてください。
へーー、それはシラナカッタ!
ということがあるかもなので。
まず、原因は大きく分けて二つあります。
一つ目は、チューブに穴が開いた場合。
二つ目は、バルブの不良。
この二つのどちらかで空気が漏れます。
では、なぜチューブに穴があいたり、バルブがダメになるのか?
まず、チューブに穴が開く原因の恐らく7割~8割は・・・
タイヤの中で揉まれてチューブが削れることが原因です。
特に空気圧不足だと余計に激しく削れて、
一番傷んだところからポツリと穴があきます。
大抵、その穴の周辺も傷んでいて、
次のパンクの原因になりそうな状態っていう箇所がワンサカ。
なのでチューブの削りカスが大量に出てきた場合は、
パンクのリスクが非常に高いので、
新しいチューブに交換をおすすめしています。
ただ、月に数回しか使わないという場合は、
とりあえずパッチを貼って修理しておいて、
次回パンクの際にチューブ交換をご検討いただきます。
まだ一年も乗っていないのに頻繁にパンクするという場合は、
たいてい空気圧不足が原因です。
繰り返しになりますが空気が少ないまま走行すると、
どんどんチューブが傷むのです。
酷い時はチューブがタイヤの中で折り重なって
折り目が出来てたりします。
こうなるとその折り目から裂けてくるなんてこともあり、
多くの場合長持ちしません。
あとはクギやガラスなどの異物が刺さってのパンク、
段差を乗り越えたり、穴に落ちた時のリム打ちパンク、
チューブの不良、などがあります。
次にバルブが原因のパンク。
まず、修理が必要ないケースから。
袋ナットというバルブのねじが緩んでいると、
それだけで空気が漏れます。
なので空気を入れる時は、
袋ナットが締まっているかの確認が必要です。
もしゆるゆるだったらまずは締めましょう。
バルブが原因のパンクで圧倒的に多いのは、虫ゴムの劣化です。
劣化すると弾力性が無くなり空気が漏れやすくなります。
虫ゴムの途中が切れたり、溶けてボロボロになることも。
虫ゴムは100円くらいで手に入りますから、
自分で交換できるならまずやってみると良いですね。
虫ゴムを使わないタイプのスーパーバルブ(スペシャルバルブ)
というものもあります。
虫ゴムが無いのでゴムの劣化が原因のパンクが減ります。
それと空気を入れる時の抵抗が減るので、
空気を入れる際、力がいりません。
さらに、プランジャー丸ごとの交換になるので、
虫ゴムの交換がうまく出来ない方でも、
確実に修理が出来ます。
なので虫ゴムの交換に自信がない方には、
このバルブに交換をおすすめしています。
それからたまにあるのが、袋ナットやボディの変形。
袋ナットがきちんと締まらないので空気が漏れます。
ボディが変形している場合はチューブごと交換になります。
パンクしない自転車でない限り、
パンクは避けられないですが、
空気圧の管理さえしっかりしていれば、
かなりの確率でパンクを防げます。
空気圧の管理がパンク防止のキモ。
それには空気入れが必要、自宅に一本用意して下さいね。
おすすめの空気入れは・・・
2週間に一回、空気を足しましょう。
それだけでパンクはかなり防げますので。
それではまた。
カテゴリ:自転車の豆知識