パンク。

目安時間:約 4分

今回の投稿は、誰もが困る≪パンク≫について。

パンクの一番の原因って何だかご存知ですか?

クギ?

ガラス?

・・・・・・・。

答えは、

空気不足

なんです。

空気圧不足によるパンク。

これがほとんど。

空気が不足したまま走行し続けると、

チューブの表面が少しずつ削れてしまうんです。

空気不足だとタイヤとの密着度が弱まり、

タイヤとチューブが頻繁に擦れることになります。

タイヤの内側ってザラザラになってるので、
タイヤの内側の一例

タイヤの内側はこんな感じ。

まるでヤスリがけ。

この状態が続くとチューブが傷だらけになり、

一番削れてしまったところから穴が開きます。

この場合厄介なのが、その穴の周辺の状態。

その穴の周りも傷だらけのことがほとんどなので、

パッチを貼る前に行うサンドペーパーがけで、

さらに穴が増えてしまう可能性があります。

なので、こんな時は無理せずそっと下地を作ってパッチを貼ります。

それともう一つ。

空気圧が低いまま走行し続けると、

かなりの確率でチューブが伸びてしまいます。

一方向にチューブがずれて行き、

バルブの近くに、チューブが貯まって行くのです。
パンクしたチューブの一例

こんな感じ。

新しい自転車の場合はチューブの弾力性も高く、

伸ばされていても元に戻るのですが、

古い自転車の場合は戻りません。

タイヤ外周サイズより、チューブ外周サイズが上まってしまい、

チューブをタイヤの中に納めきれなくなります。
tube

サイズがこんなに違ってしまうのです。

こうなってしまったら、チューブを交換するしかありません。

無理にチューブを詰め込んでしまうと、

チューブにシワが寄ったままとなり、

バースト(破裂)する可能性が非常に高くなるからです。

こうしてみると、空気不足で得することは何もありませんね。

日ごろから空気圧管理はまめに行いましょう。

2週間に1回は空気を補充。

なので空気入れは必需品です。

おすすめ空気入れはこちら

BRIDGESTONE(ブリヂストン) エブリポンプ・ロング・SG PM-114.B/英式バルブ専用 ブラック

新品価格
¥1,200から
(2015/6/26 11:08時点)

↑自動車やモーターサイクル、ボールや浮き輪などにも使えます。

↓ママチャリ専用ならこれがおすすめ!

SAGISAKA(サギサカ) こだわりの自転車用空気入れ SG 33120

新品価格
¥1,470から
(2015/6/26 11:31時点)
パンク防止のキモは空気圧というお話でした。

カテゴリ:自転車の豆知識 

自転車の維持費用を考えてみる

目安時間:約 4分

自転車を買うなら維持費用も考慮しましょう。

これが今回のテーマです。

自転車を購入する際に、その自転車の価格について気にする方はとても多いと思いますが、

その自転車の維持費用について、事前に考えている方は滅多にいらっしゃいません。

今回はそんな、皆さんが気付かない維持費用について考えてみようと思います。

自転車は、滅多に壊れない耐久性の高い部品と、乗れば乗るほど減って行く消耗品の集まりです。

乗る頻度や距離、保管されている環境で大きく変わりますが、大抵は1年程度そのままで乗れます。

もちろん、空気を補充したり、ブレーキの調整をしたりすることが必要ですが、

部品を交換する必要が生じるほど『摩耗』することは滅多にありません。

雨中走行を頻繁に繰り返すと、ブレーキシューが極端に減ります。
坂道が多い地域と平地とでは、ブレーキシューの減り方に差が出ます。
直射日光を浴びる場所に保管されている自転車とそうでない自転車とでは、グリップの劣化に差が生じます

グリップの種類(材質)によって、耐久性に違いがあります。
きちんと調整された自転車と、いい加減な調整の自転車では、耐久性や摩耗度に差が出ます。
廉価なパーツで構成されている自転車と、高価な質の良いパーツで構成されている自転車では、耐久性や使
い心地に差が出ます。
組み立てがいい加減だと、長く持つはずの部品でも寿命が短くなる可能性があります。

上に挙げたのは維持費用を考える上で、知っておきたい知識のほんの一部。

なるべく安い自転車で、長く乗れる自転車がベストだと思いますが、

細かくチェックしていくときりがありません。

どこかで妥協することが必要になってきます。

なぜなら、すべて理想通りすることがとても難しいから。

軽くてとても丈夫な自転車、とか

安くて壊れにくい自転車、とか

そんな自転車を見つけるのは難しいのが現状です。

では、どうすれば良いのでしょう?

答えは、

自転車の使い方をハッキリさせた上で自転車を選ぶのがキモ。

前後のタイヤ交換を行うと、自転車の購入金額の半分近い費用がかかります。

安売りの自転車の場合はほぼ購入額と同額のこともあり得ます。

そんなに修理にかかるなら、買い替えようと考える方も少なくありません。

ですので、その自転車を購入する際に考えておくべきことは、

消耗品を含めて高額な修理が必要になったらその都度買い替えてしまうのか、

こまめに修理やお手入れをして、長く乗り続けるのか、

スタンスをハッキリしておくのが良いと思います。

自転車に乗っていれば、維持費は間違いなくかかります。

快適な自転車ライフのために、維持費のことも忘れないでくださいね。

今回はここまでです。

それではまた。

カテゴリ:自転車の豆知識 

ページの先頭へ